4月3日、静岡市民文化会館中ホールに於いて、静岡市静岡仏教会(以下:市仏)主催の釈尊降誕会「花まつり」が催されました。
この行事は静岡市仏教会が発足当初の昭和29年(1954年)頃からほぼ毎年行われており、ここ最近ではコロナ禍で縮小などの対応を取っていましたが、昨年5月に新型コロナが5類に移行したこともあり、今回はほぼ通常通りに戻して行われました。
私は市仏については関わりが長く、師父が日蓮宗が当番の時の会計、庶務の頃から文書作成など手伝っておりましたので、30年以上になります。かつては青葉公園や市民文化会館の会議室でバザーを行ったり、呉服町通りで灌仏を行ったりとありましたが、時代の変遷により無くなり現在の文化会館中ホールのみの行事となりました。
市仏の当番は宗派毎に決まったおり、「曹洞宗」・「臨済宗」・「日蓮宗」・「浄土宗他」の順で12月1日を年度頭として、2年間務めます。今年度は日蓮宗の1年目に当り、私は事務局長の任についております。
花まつり第1部では法要と福祉事業協賛金が行われました。
法要では読経(観音偈)をはじめ、リリー幼稚園児による献灯・献華、常葉大学附属常葉学園高校音楽部の皆様による仏教讃歌が歌われます。式中、舞台上では灌仏がなされます。
法要終了後、福祉事業協賛金の贈呈が行われ、市仏と協賛業者から16団体への贈呈が行われました。また、ロビーでは授産所の皆様が作られた品物が販売され、多くの方が手に取りお求め頂いておりました。
第2部は富士宮市圓恵寺ご住職の塚本智秀上人による法話がありました。
花まつりの由来や日蓮宗の独自の説教法である、高座説教の一部を披露し、現在の落語などに通じることなど、幅広いお話を頂きました。
第3部は島田市出身の津軽三味線奏者 大塚晴也(はれるや)さんによる演奏が行われました。令和元年(2018)にご出演頂きましたが、その間全国大会で3連覇や世界大会で優勝など実績を更に積まれ、若手津軽三味線奏者の第一人者として御活躍なさっております。
今回はアンコールを含め9曲を披露して下さいました。※当初、ご覧頂けました動画は諸事情により非公開となりました。申し訳ございません。
また、5月3日・4日行われました「第42回津軽三味線世界大会」個人A級の部門において、チャンピオンとなり2連覇を達成されております。誠におめでとうございます。
そちらの様子はこちら(演奏)からご覧頂けます。表彰式はこちらからになります。
当日の様子は静岡新聞にも掲載されました。もっとたくさんの方にお越し頂きたいのが本音ですが、平日の昼間に行われるので厳しいところも実際です。
来年は市民文化会館が改修工事には入りますので、会場はグランシップの大地となります。令和7年(2025)4月7日(月)13時より開始です。清興の出演者と法話を頂くお上人につきましては調整中です。ご都合が付きましたら是非お越し下さい。宜しくお願い致します。
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